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カリキュラム

群馬大学の教育課程は、教養教育科目と専門教育科目によって構成され、学部ごとに、所定の履修単位が課せられています。
教養教育科目は、履修の形態から、2つに分類されます。その1つ目は、全学の学生が共通して履修しなければならない基礎的かつ普遍的な「全学共通科目」であり、2つ目は、当該学部の専門科目をより深く理解するための導入的、支持的なもので、当該学部の学生は必ず履修しなければならない「学部別科目」です。

履修形態から見た教養教育科目の分類及び授業科目

(1)教養基盤科目(学士力育成)

1) 学びのリテラシー(1)
最初に、大学生に必要とされる日本語について講義や演習を通して学ぶ。その後、自ら選んだテーマについて、情報を集め、吟味し、他者と議論することにより様々なものの見方に出会い、さらに得た情報を体系化して自らの考えを確立するという過程を体験する。これらを通じ、論理的思考能力とコミュニケーション能力の重要性を理解し、その能力を向上させることの必要性を認識できるようにする。
1) 学びのリテラシー(2)
少人数のゼミ、講義、演習で行い、各教員が専門としている分野を中心に、課題の見つけ方、分析の仕方、発表の方法、文章のまとめ方など、これから4年間ないし6年間にわたる大学での学びにおいて求められる基本的な方法を修得させる。さらに、各学問分野に共通の思考力・判断力・表現力等を養い向上させることを目指す。
3) 英語
グローバル化に伴い、英語は、米国や英国の言語というあり方を越えて、世界で最も使われる国際共通語になっている。この共通語を使いこなせるようにするために、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能に焦点を当て、その能力を伸ばす。各自の能力水準に合った授業を受けることができるようにするために、習熟度別クラス編成で授業を行う。
4) スポーツ・健康
生涯を健康に全うするための基本となる健康観と実践力を、広い視点から学ぶ。現代の健康づくりの基盤、特に生活習慣病の蔓延に伴ってマスコミ等で目にするようになった予防医学の第一次予防の視点と生涯スポーツ論をリンクさせた講義を行う。
5) 情報
コンピュータとインターネットの基本的仕組みを理解し、データ表現やデータの種類、情報処理の基礎的原理、メールなどのインターネット活用及び情報倫理とセキュリティに関する知識と取り組み方を身につける。また、ワードプロセッサや表計算ソフトの活用、Webページやプレゼンテーションソフトによる表現の実際等を、実習を通じて習得する。
6) 就業力
就業力とは就活力のことではない。就業力とは学生が自身の将来について考え、目的に向かって何をすべきかを意識する力である。本授業科目では、在学中に学ぶべき授業科目や内容について、カリキュラムマップをもとに理解を深め、大学での学びが社会で求められる能力にどのように活かされるかを考えるとともに、各学部の特性に応じた講義や講演、種々のグループ活動、社会見学等を通して社会が求める人材像を知り、自らのキャリアや将来像を構想する。

(2)教養育成科目

1) 人文科学科目群
生きること、考えること、行動することなどの人間にかかわる諸問題、あるいは人間をとりまく文化現象について、伝統的なまた最先端の学問の立場から理解を深めること、そして人間や文化にかかわる様々な問題点を発見し、それらを解決するための発想や知見を得ることを目指す。
2) 社会科学科目群
人間の集団である社会の仕組みや制度やその変動について、あるいは人間集団としての社会にかかわる諸現象について、伝統的なまた最先端の学問の立場から理解を深めること、そして社会にかかわる様々な問題点を発見し、それらを解決するための発想や知見を得ることを目指す。
3) 自然科学科目群
現代の生活は、自然科学に基づいた様々な技術によって支えられており、それらは重要な社会・経済基盤にもなっている。また、科学・技術のさらなる高度化と発展は、環境・エネルギーから生命・医療などに至る緒問題の解決の鍵を握っている。そのため、自然科学に関する基本的な理解と基礎的な知識は、現代人にとって欠かせない素養となっており、この科目群では、様々な自然科学分野の基礎的な考え方や概念、その応用などを学び、それらの生活や社会における役割の理解を深める。これまでの物理や化学などの個別科目の学習とは異なり、複合領域的な要素や、自然環境・社会現象、生活との関連も加味され、高校時代に個別的科目の学習経験がない学生が履修しやすいように配慮した講義を行う。
4) 健康科学科目群
「スポーツ・健康」の授業と並行して、身体的・精神的・社会的健康の保持・増進に必要となる、より発展的な内容を学ぶ。自らの夢を実現し、満足のゆく生涯を過ごすためには、その人なりの健康が前提となる。そのために必要な知識や技術の一端を専門的な視点から学ぶ。
5) 外国語教養科目群
これまで学ぶ機会の少なかった言語について、基礎的な語彙や文法の学修に基づき、その言語で初歩的なコミュニケーションが行えるような運用能力を養成する。同時に言語学習を通じてそれぞれの言語圏の文化についての理解を深める。ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語の7言語に加え、選択英語を学ぶことができる。
6) 総合科目群
現実の世界で起きる問題は、人文・社会・自然といった学問分野ごとに単純に分類されるものではない。世界は文字どおり総合的な在り方をしている。そのような社会や人間の現実を見すえ、問題意識を掘り起こし、多角的な視点から総合的に考える力を養うために、問題の背景や関連領域の広さや深さ、あるいは、様々な学問分野相互の関連を理解する筋道について学ぶ。その上に立って、伝統的な諸学問の成果を踏まえながら、総合的な視野の中に自己の専門的興味を位置付け、社会人としての自覚と実践力を養う学修をする。

(3)学部別科目(医学部、理工学部)

1) 医学部(医学科)
医学に関する専門教育科目を履修するために必要な基礎的科目で必修です。「物理学」、「化学」及び「生物学」の3科目は、高等学校で物理Ⅱ、化学Ⅱ、生物Ⅱのいずれかを履修していない場合、その科目を履修してください。
(授業科目)数学、物理学演習、化学演習、生物学演習、物理学実験、化学実験、生物学実験、物理学、化学、生物学
2) 医学部(保健学科)
専門教育科目を履修するために必要な基礎的な科目です。「統計学」は必ず履修し、「生物学Ⅰ」及び「生物学Ⅱ」は極力選択してください。「数学」、「物理学」、「化学」については、各自の専攻に必要な科目を選択して履修してください。
(授業科目)数学、物理学、化学、生物学Ⅰ、生物学Ⅱ、統計学
3) 理工学部
学部別科目は、専門教育科目を履修するために必要な基礎的な科目で、入門科目を除いて必修です。学科によって指定科目が異なるので、指定されたクラスで履修してください。入門科目の履修については、各学科の指示に従ってください。
(授業科目)学びのリテラシー(3)、概論系科目、数物系科目、実験系科目、数学入門、物理学入門

(4)開放専門科目

各学部は、専門教育科目の一部を一定の条件のもとに、開放専門科目として他学部生に開放しています。これを他学部学生が履修したときは教養教育の単位として認定します。学生一人一人が自己の関心・能力に合わせて受講し、一層高度の専門的知見を得るとともに、自らの知識と技能をさらに広げ、幅広い教養を身につけることを目指します。
 修得した開放専門科目の単位は、指定された授業科目の単位として認定されます。今年度の初年次生用の開放専門科目は、『教養教育授業案内』 (荒牧地区初年次(一部は昭和地区初年次))の該当する授業科目の頁に、高年次生用の開放専門科目は、開講地区の高年次の頁に記載されています。授業内容の詳細はシラバスを参照してください。
 履修に際しては、教養教育科目授業時間割と各学部の授業時間割を照合して授業計画を立てる必要があり、授業の開始日及び授業の終了日等が学部によって異なる場合がありますので、この場合は授業を開講している学部の学年暦にしたがって履修することになります。
 なお、開放専門科目を履修しようとする場合も他の科目と同様の履修登録手続きが必要です。

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